黑ミサ2019

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昨日 2019年1月29日 黑ミサをライヴビューイングで観てきました!とても良かった…。感動しました。

気持ちが溢れてこのままでは眠れそうにありませんので!レポートではなく、感想を少し。ネタバレあります。(現在私生活が慌ただしい為、今回はレポートを書く予定はありません)

特別熱狂的なハイヲタというわけではない、音楽ファンでドエルの端くれの感想文なのでさらっと読んでくださいませ。

 

 

 

客入れBGMは静かな男声の賛美歌か聖歌。開演前から空気感が作られていてとても良い。


◎曲感想


EVERGREEN 「この場所でこの曲をやる日が来るなんて」という言葉と共に歌われた。ライヴだからなのか、歌唱力・表現力が増しているからなのか、黑ミサだからなのか、和歌山という場所だからかわからないけれど、溢れるように見たこともない、きっとHYDEさんがこの曲に込めたのであろう沢山の情景が目の端を掠めて流れてゆく。


DEPARTURES 本当にいい曲だなー…。この曲が発売された時は生まれたばかりなので記憶が無くて、HYDEさんが歌わなければもしかしたら私の中ではただの過去の名曲だったのかも。曲も歌詞もとても素晴らしくて、他の小室哲哉さんの曲も含めてもっと聴きたくなった。そう思わせるカヴァーは大正解だと思う。リスペクトと愛をひしひしと感じた。


ラルクの曲は当然ですがラルクではない演奏で、この曲にこういう側面があるんだ…と、いちいち驚きながら聴いていた。アレンジの問題ではなく、奏者が代わるとこうも…こうも、違うものになるとは。

曲の印象もかなり違った。特にHONEYが顕著で、ラルクだと死を前にして来るなら来い!というような勢いを感じるけれど黑ミサはもう死んだ後。ラコースティックも似たアレンジだったけど受ける印象が違った。今回は死を意識する間もなく死んで、最後の審判の順番をどこかの部屋で待ちながら「あ、私死んだんだ」ってふと気付いて納得する感じ。天国のようなふわふわした心地よさと、確実な死。悲劇的でもなんでもなく、確実に待ち受ける未来。直前のMCも合わさってそんなイメージを受けた。「あ、私死んだんだ」って気付いたときに、やりたいことやりきったなって思えるように頑張らなきゃですね。


永遠 49歳最後にも歌われたこの曲。大好き。このメロディラインは常に球体が膨らんだり縮んだり、また膨らんだりしていて、HYDEさんの愛の形そのものなんだと思う。


星空 聴けてよかった…。ラルクを好きになったのは他のきっかけがあるけど、そこから虜になったのはアルバム"AWAKE"を聴いたことがきっかけです。この曲のストリングスを生で聴きたいとそういえば子供の頃思っていたなー…。ビューイングだけど、聴けたよ。夢がひとつ叶いました。大人になった今改めて染みる詞と、浮かぶ情景。かつて和歌山の山奥で星空を見たことがある。あれはさそり座、あれは夏の大三角形と指差してはしゃいだ。ずっと見上げていると目が慣れて弱い光の星も見えて、視界いっぱいに満点の星空。まさに降り注ぐ夜空なのです。まだ和歌山におられる方、これから訪れる予定がある方は是非夜空を見上げてみてください☆


White Fethers 突然のkenちゃんサプライズ登場!からのこの曲。本当に…この曲を歌えるのはhydeさんしかいない。降り注ぐ羽に驚いた後、心から嬉しそうに笑ったhydeさん。肩を寄せ合うふたりも、鳴る音も、すべてが嬉しくて涙が止まらない。

 

 

 

◎感想


観てよかったです。HYDEソロ、VAMPS共にそこまで熱心に追っていたわけではないので大丈夫かな?と心配していたのですが杞憂でした。とても感動しました。


kenちゃんが作曲をする時に、こんな曲どこの男前が歌えるんだよとか、こんなゴージャスな曲作ってどうするのとか、そんな悩みがあったけどhydeさんに出会ってその悩みがなくなった、というようなことを仰っていて。

hydeさんの歌声とkenちゃんの曲の親和性というか、世界が合わさった時に何倍にもなる感覚は聴いている側でも凄まじいものがあるので本人達ははるかに気持ち良いだろうなと思います。

先日のラルクリスマスや今回の黑ミサを経て思いますが、数多の出会いはすべて偶然だけど、その中から運命を掴み取ってほどけないように紡いできた今のL'Arc~en~Cielがとても愛おしいし、また会いたいです。


MCでは子供の頃いじめられたり悔しいことも沢山あった、と仰っていましたが、そこでくじけずに人生を正解にしていくのは自分次第なんだな、とHYDEさんの姿を見ていると思います。HYDEさんは生まれた時から私たちとは違う特別な存在だったわけではなくて、そりゃ才能や美貌、運もあるだろうけどそれ以上に努力して、沢山悔しい思いもして今あの場所に立たれているわけで。ならば私たちも恐れずにくじけずに自分の人生を生きることがファンとしてHYDEさんに誇れる生き方なのかな、と思います。


私は子供の頃に星空を聴いていて、「戦争は良くないな、戦火に怯える子供たちがいつか穏やかに笑って星を見上げられる日が来るといいな」と思って泣いていました。でも今回聴いて、一連のMCだったりHYDEさんの姿を見ていて、まずは自分の周りの人が穏やかに笑っていられるようにすることが大切なのかな、と。そしてきっとHYDEさんもそうされているような気がします。

音楽関係者だけでなく、HYDEさんが出会ってきた方たちを大切にしてきたからこそ今回の黑ミサの成功に繋がったのでしょうね。

 

 

◎おわりに


心の一番深いところに小さな炎が灯ったように、とても暖かい気持ちになったライヴでした。このライヴに関わったすべての人、HYDEさんの人生に関わったすべての人、そして、HYDEさんに最大限の感謝を。ありがとうございます。


最後に…ハッピーバースデー!