Purity Ring

 

今日は大好きなPurity Ringについての話です。

 

Purity Ring(ピュリティ・リング)

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カナダ・モントリオールを拠点とするシンセ・ポップデュオである。2010年結成。ボーカル担当のミーガン・ジェイムズ (Megan James) と、楽器担当のコリン・ロディック (Corin Roddick) の2人から成る。

 

2012年4月、名門インディー・レーベルである4ADと契約し、7月にデビュー・アルバム『Shrines』を発表。

批評家筋からは高い評価を集め、ピッチフォーク・メディアは本作を年間ベスト・アルバムランキングの第24位に、ステレオガムは第29位にそれぞれ選んだ。

同年7月、フジ・ロック・フェスティバルに初出演。 

 

まずはこの曲を聴いてほしい!

 

Purity Ring / Heartsigh

Purity Ring - heartsigh - YouTube

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Heartsigh

Heartsigh

  • Purity Ring
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  • provided courtesy of iTunes

 

 

伝わりますかこの楽しさ!面白さ!

あどけないヴォーカル。そして近未来的なテクノサウンド。このふたつが互いの魅力を極限まで際立たせています。

MVも未来のポップスという感じで良い!

音に合わせて自在に変わる光やオモチャのようなマイク、叩けば光るドラム。

まるで、22世紀を覗き見したよう。

 

昔 何かの記事で「ミーガンの声は音として面白い」というコメントを読んだ気がするんですが、その通りだと思います。

まるで子供の声。

甘く、幼く、しかし媚びてはいない声。

まさに天からの贈り物としか言いようが無い声なんですけど、Purity Ringの音楽性でなければこの声がこれほどまでにカッコよく聴こえたかな?と考えたら答えは否だと思います。

異物の共存って、ぴったりとハマった時の爆発力が凄いですよね。

そういうものを特に好むからでもあるんですが、例えばこのあどけない声に子供向けの童謡のような歌を歌わせてもつまらないと思うんです。

この音楽性だからこそ面白いし、カッコいい。

そしてそれはサウンドにも同じことが言えて、この少し掠れた、圧倒的にアナログな声だからこそデジタルなサウンドが強調されてより未来感が出ているように思います。

ふたりの音が合わさって、ちゃんとしたバランスでハマることによって初めて鳴る倍音によって更に音の世界が広がっていく感じというか…段々何を言っているかわからなくなってきたんですが(笑)とにかく唯一無二のデュオだなと思います。1+1の音楽ではない、感じ。

 

 

次にわたしがPurity Ringにハマったきっかけであり、一番好きな曲を聴いてください。

 

Purity Ring / Push Pull

Purity Ring - push pull - YouTube

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Push Pull

Push Pull

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 わたしはもしかすると、母のお腹の中でこの曲を聴いていたのかもしれません。

…勿論、そんなことは無いんですけれど(笑)この曲を聴くとそのイメージが湧きます。

一番アルバムのジャケットのイメージに近いのもこの曲ですよね。

MVも、ジャケットの女性が浮遊している数秒の映像のループという、最初は驚くけれどすごく癖になるものです。

 

一番はじめに鳴る音が、少し小さく始まって2拍(もしくは4拍?この曲は拍子をどう取ればいいのかわかりません。。。)かけて大きくなって、2拍そのままで次に和音で新しい音が入ってきて、1拍ごとに音が増えてAメロに突入するんですけど、このイントロがすごく好きで。

胎児はお腹の中で6ヶ月ごろから音が聞こえて、8ヶ月ごろから音の聞き分けができるようになると言われてるそうです。

いつのまにか聞こえていた音がどんどん聞き分けられるようになって情報が増えてゆく感じを、覚えてはいませんが胎児の頃に体験しているんでしょうね。

だから懐かしいのかな。

短いですが、大好きなイントロです。

 

暖かくて何故か懐かしいサウンド、だけでなくこの曲はリズムが面白いです。

多用される二拍三連や三連符が四拍子と変拍子(が混ざっているように聞こえるんですが私の耳がおかしいのかもしれない でも多分そうですよね?)と絡み合って、恐らく譜面上はすごく複雑なんだろうけど、聴く方に何のストレスもなくてすごく快適。

でもやっぱりリズムが独特だからか、なぜか耳に残る曲です。

 

 

最後にご紹介したいのがこの曲。

 

 Purity Ring / Fineshrine

Purity Ring - Fineshrine - YouTube

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Fineshrine

Fineshrine

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デビューアルバムに収録されたこの曲がPurity Ringの方向性や音楽性を一番わかりやすく表しているような気がしますね。

ボーカルにはエフェクトがかけられているけど、それでも伝わる音としての面白さや魅力があるし、全てひっくるめてサウンドが丸く円を描きながら広がっていく感じがすごくいいなと思います。

 

この記事を書くにあたって改めていろんな曲を聴いたのですが、Purity Ringはどの曲もイントロが秀逸で面白いです。

そして、リズムも面白い。

複雑なことをやっているんですけど、一見(一聴?)しただけではそう聴こえないサウンド作りが好きですね。

聴き込めば聴き込むほど面白い音楽。

いろんな言葉がありますが、彼らを表すのに一番相応しいのは「面白い」という言葉かもしれません。

 

この面白さにぜひ、触れて!